• 超音波試験(土研法)による新設の構造体コンクリートの強度測定

<概要>近年、コンクリート構造物の強度特性に関する品質向上の一環を担う試験方法として非破壊試験が試行されるようになりました。
    新設の構造体コンクリートのうち、主として橋梁下部工及び上部工についてこの試験が要求されています。
    強度推定試験方法には、①超音波法(土研法)②衝撃弾性波法(表面2点法、iTECS法)から選択することが出来ますが、
    弊社では①超音波法(土研法)を採用しております。
    リバウンドハンマーによる強度の推定精度が±50%程度もばらつくといわれておりますが、それに対して非破壊試験による
    強度の推定精度は±15%程度のばらつきで収る精度の良い試験方法です。

 〈円柱供試体のキャリブレーション〉  円柱供試体長の測定   初期伝播時間の測定  円柱供試体の伝播時間の測定  円柱供試体の圧縮強度試験

●N・BB  材齢1週、2週、4週、13週
● H     材齢3日、1週、4週、13週(8週)

〈実構造物の測定〉  測線のマーキング(1000mm:45度) 表面走査法による伝播時間の測定

  ●150m3且つ打設毎に1回の試験(3測線)
   試験回数は3回(9測線)以上が基本。

  ●やむを得ず試験回数が3回に満たない場合
   必要最少試験回数は2回(6測線)。

  ●この試験は不可視部(フーチング部)
   においては適用されません。
   フーチング部では、主として外部供試体による
   試験(ボス供試体)が適用されます。
   円柱供試体の伝播時間の測定