<概要>構造物の基礎地盤の設計に際しては、ボーリング等で調査し、施工に際しては平板載荷試験等によって確認します。
また、舗装は路床上のCBRによってその厚さ等を設計し、施工に際してはブルーフローリング等によって確認します。
地盤の特性値を調査する上記の原位置試験は、相当規模の設備と反力を必要とし、結果が判明するまでに長時間を要し、
調査費も高額であるという難点を抱えています。
そこで、国土交通省近畿地方整備局では、地盤定数を把握する原位置試験等の問題点を解決して施工管理の合理化を図るため、
試験器が軽量で持ち運びに便利で取り扱い易く、反力を必要とせず、現場で即時に結果が判明する試験器の開発を目標として、
「衝撃加速度法」に着目し、簡易支持力測定器(キャスポル)を開発しました。

●キャスポルにより得られる地盤の強度特性値
キャスポルを使用することにより、地盤のインパクト値(Ia)を得ることができます。
このインパクト値(Ia)は、種々の地盤の強度特性値と高い相関関係にあります。
