- <概要>重ね継手を除く各種鉄筋継手について、今日までにガス圧接継手、機械式継手及び溶接継手が広く施工されています。
近年の施工実績については、ガス圧接継手が80%、機械式継手及び溶接継手がそれぞれ10%であり、
圧倒的にガス圧接継手が国内の鉄筋継手の主流工法となっております。
鉄筋継手部の検査では、これまでに引張り試験等で継手の性能が確認されてきました。
この方法では、直接継手部の性能を確認できるという長所がある反面、
拭き取りとその後の補修作業や工程管理上の問題等の短所があります。
最近では超音波探傷試験器を用いた継手部の検査が飛躍的に増加しています。
この方法では、引張り試験で得られる性能を直接確認することができないという短所がありますが、
超音波探傷試験で合格と判断された継手部の引張り強度は、かなり高い確率でJISが定める引張強度以上を満足する
ということが実証されております。
また、基本的に全継手部を検査することもできますし、検査結果も瞬時に得ることができる長所があります。
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施工前試験 超音波探傷試験
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施工前試験 外観検査
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超音波探傷試験(土木)
※ここでは、鉄筋圧接継手部の検査について紹介しておりますが、鉄筋溶接継手部の超音波探傷試験及び外観検査も行っております。
機械式継手のカプラー内への鉄筋挿入長さも超音波探傷器で測定することができます。
鉄筋継手部検査技術者
3種 6名(圧接継手、溶接継手、機械式継手)
2種 5名(圧接継手、溶接継手)
鉄筋継手管理技士 2名
熱間押抜ガス圧接部検査技術者 1名